芦ノ湖

2001年9月1日、芦ノ湖、行って来ました。
風が強かったのですが、ほんと、すばらしくいい芦ノ湖を堪能しました。
芦ノ湖、本当に良いところです。
今回は、初心者(当時)パドラー「ようちゃん」が、
レポートを送ってくれました。ようちゃんの文章でお楽しみ下さい。
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津田沼でつっちーの車に乗せてもらい、午前6時5分頃出発。
途中、渋滞も無く(合流は混んだけど)午前9時少し前には
芦ノ湖の海賊船乗り場近くの無料駐車場に到着。

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芦ノ湖海賊船乗り場駐わき無料車場。
学校のある土曜日だと、すいていました


近くのコンビニ&お弁当屋(兼、酒屋?)で、まず腹ごしらえ。
熱々自家製おにぎり(注文すると奥で握ってきてくれる。1個120円)の
鮭・昆布(他にはおかかと梅干がある)とサンドイッチとりんごジュースを購入。
駐車場に戻って芦ノ湖を眺めつつ朝食。(我ながら朝からよく食べるなぁ・・・)

ここの駐車場には猫がいて、ニャア♪ニャア♪と寄って来る。
かなり人懐こい。猫大好きなつっちーと私は、しばし猫と戯れる。
が、手ぶらで仲良くなろうとするつっちー。猫パンチを喰らいそうになる。。。

気温は低め(20度くらい)で、曇り。風もややあって、
じっとしていると少し肌寒い感じ。
学校のある土曜のせいなのか、駐車場はガラガラ。
近くに大きな建物のきれいな公共のトイレがあり、大変便利。
そうこうしているうちに、ぽからさん、カナ沈さん、ナベさんが続々と到着。

近くの芦ノ湖水産センターで登録。カヌー1艇につき500円支払う。
もしもの時に、救助してもらえる。
(払わなかったからって、まさか見殺しにはしないだろうけど。)
センターの方は親しみやすく、風の方向などの話を聞くことができた。
それを参考に、漕ぐルートを確認する。

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まず水産センターで登録してでてきたところ。

先ほどのお弁当屋に行って、熱々の中華丼
(480円。他にも牛丼とか、チキンライスとかあった)と
揚げたてのから揚げ・お菓子・飲み物を購入。
(お弁当は薄いスチロール製の入れ物のせいか昼食まで温かかった。)
お弁当屋さんのおばさんから、「水上スキーをしに来たの?」と聞かれ、「カヌーです。」
と、答えると「へえ〜っ!」と驚かれる。しばし話が弾む。だいぶ興味があるみたい。

駐車場の目の前に貸し釣り舟の営業所がポツポツ立っていて、
その営業所のすぐ前が湖面。なだらかな砂浜(?)になっていてそこから出艇。

駐車場や道の端っこでファルトや分割のシーカヤックを組み立てたり、
カナディアンを下ろしたりして準備する私たち。
初心者の私は、内心、何か言われるかなと心配したけど
釣り舟屋から特別な視線はなく、釣り舟を置いてある近くから出艇したけど
何も言われず。(慣れているのかな)

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往路。
風のために湖面は多少波が立つ。湖水はかなり透明。
昨年友人達とキャンプした猪苗代湖にも匹敵するかな?という印象。
試しに240センチのパドルを突っ込んでみたら、しっかり見える。
暑い時は湖水浴客もいるとのこと。
今日は曇りのせいか水温はけっこう冷たくて、長く泳ぐと冷えそうな感じ。
(水上スキーに来ていた家族連れの子供達は飛び込みしていたけど)

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本日の参加者。
カナ沈さん、つっちーさんん、わたなべさんとようちゃん、ぽから。


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水はホントにきれい。底がよくみえます。

しばらく漕いで水上スキーエリアの「白浜」に上陸。
今年の芦ノ湖は水上スキーヤーが多く、釣り客が少なくなっているそうで、
結構にぎやか。初心者が練習している姿を多く見かける。

この「白浜」は、ちいさな浜辺になっていて、入り江のようになっているので波は静か。
それぞれの艇を交換して、ミニ試乗会。
皆、カナ沈の分割式シーカヤックに興味深々。


遠くの水上スキーを眺めつつ、キンキンに冷えたビールと熱々の中華丼で昼食。
カナ沈はわざわざお湯を沸かして、コーヒーを入れてくれた。美味しい!
(12時過ぎだったかな)

その後、「湖尻湾」の観光船乗り場を目指す。
長細い芦ノ湖の、長いほうの端っこから端っこへと移動することになったワケです。


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行きは追い風だったので、調子に乗って湖尻を目指しました。

岸沿いに進むと波はまあまあ穏やか。
芦ノ湖は、深いせいか、周囲の緑のせいか、真中へ進むほど湖面が緑色に見える。
周りの景観を楽しみつつ、風が強くて波が荒くなってきたので
海賊船・観光船が往復する中、横断して、波を避けて進む。

海賊船に乗っている観光客にパドルを振ってご挨拶してみる。
何人かが、気付いて手を振ってくれる。嬉しい。

到着した湖尻はやはり小さな浜辺になっていて、売店の裏側から上陸。

桟橋のところからは一応柵で囲ってあって降りられないようになってたので乗り越える。
売店近くにトイレがあり便利。(午後2時半くらいか。よく覚えてない。)

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ぽからは、このとき、「きっと帰りは向かい風で荒れるだろうなあ。
湖尻から海賊船に乗って帰るのもありか」。と、思っておりました。で、いちおう時刻表の撮影。
かえるとしたら950円もするんですねえ。(クリックすると拡大)

帰路。
時間が経つほど風が強くなって波が荒くなる。
波が大きくて、カナディアンカヌーの先が少し浮いて、
湖面にバシャン!バッシャン!と叩きつけられる感じ。
まるで海のような湖面。ナベさんがシーカヤックで悠々と漕いでいる。
ぽからさんとつっちーのファルトもの〜んびり漕いでいる。
その近くを私とカナ沈さんはカナディアンで遅れまいと漕ぐ。
優雅に楽しむというよりは、ほとんどレースにでているような気分になりつつ必死に
漕ぐ。
努力の甲斐あって、皆を大きく引き離す。
私達の勝ち〜!(って、レースじゃないって)
ふと、前の席から、後ろの席で漕いでいるカナ沈さんを振り返ると・・・あれれ?
カナディアンの底に結構水が貯まってる?!
カナ沈さんに水がかかっていたかも。ごめんね。。。

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途中で小さな浜(昼食とは別の場所)に上陸。一息ついて、皆で記念撮影。

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クリックで拡大します。


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ちなみに、記念撮影のときにカメラ固定用ににつかった丸太
こんな浜でも、使えるものはある。


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出航前。みなさんの艇せい揃いの図。
(クリックで拡大)


後、また漕ぎ出す。もはや、湖ではなく、海と見間違うような水面。
あまりにすごい波にウケつつ漕ぐ。
相変わらず、近くを海賊船が通りかかるが、もはやパドルを振っている余裕はない。
(一度やってみたら、風と波でだいぶ流された。)

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外輪船とチーズ。
(クリックで拡大)


なんと、4時30分には出艇場所に到着。
ずいぶんハイペースで漕いだようで、ぽからさんもびっくり!

すでに、満潮(?)になって、浜辺のようなところがだいぶ水没。
その上、戻ってきた釣り舟がいっぱい。でも、なんとか上陸。

箱根湯本の温泉「弘法の湯」(950円)に寄って6時20分〜7時20分まで入浴。
ファミレスで夕食を食べ解散。
帰りの高速も渋滞は無く、午後11頃帰宅。(実家近くまで送ってもらった)

高速代、ガソリン代などの清算は2人で割り勘にして4300円。


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おしまい



(文:ようちゃん/写真:ぽから)