2022年10月1-2日

ファルトボートを日本に紹介し、広めてきたのは
フジタカヌーの先代社長の藤田清さんです。
その、藤田清会長が亡くなったとの知らせが今年ありました。

10月に、藤田清氏を偲ぶ会と、100艇での川下り大会を
フジタカヌーの工場のある京都府笠置の木津川でやるとのこと。
クリアウォーターカヤックの、いつも出かけているメンバーが参加するとのこと。

私の黄緑ツートンカラーのファルトボートは、フジタカヌー製です。
これは行かなくてはならないと、
だいぶ前からお休みを取ると宣言して、ツアーに行ってきました。

前日、9月30日金曜日に家から愛車のフリード+を走らせる。
途中で清水社長のカヤック満載のハイエース+キャリアと合流。
笠置のキャンプ場に夕方に到着。
最近のキャンプブームか、笠置キャンプ場はだいぶ混雑していた。

その夜は、お刺身からアヒージョから肉まで料理がでてきて、ほんと楽しかった。


★★翌朝、土曜日★★
イベントは日曜日、今日は土曜日で、一日早くグループのメンバーだけで
明日よりも長い距離を、木津川の川下りしようという企画。

 
フリード+のファルトボート専用物入れ。
この、フジタカヌーにピッタリのサイズの荷物室が重宝しています。

で、朝っぱらからファルトボートを組む。
ほかのメンバーは組んで持ってきているので、組まないと遅れる。

ファルトつくるのは朝飯前。
まさにファルトボートをくみ上げてから食事。

清水さんと車の回送に行く。
これが、知らない場所なので、ゴール地点の適地がわからない。

ここは、クルマは停めやすいのですが、川まで草がぼうぼうで断念。

なんとか、ゴール地点を見つけて、ハイエースを置いて私のフリード+で戻る

で、皆さんをお待たせしました。出発。

木津川、川の水はそれほどきれいなわけではないですが、

この天気、この風景。

左右に山が迫る中を漕ぎ下る。
右側に道路、左側に鉄道。
川と並んで走ります。


適当な瀬とべた凪のような川面が現れる。



天気も良くて、いい川です。


キャンプ場が見える。何人かBBQやっているみたい。



軽い瀬がはいる。

 
ここんとこ、週末に台風が来る時が多かったのですが、
今日は、本当に天気がいい。カヌー日和。


多人数で漕ぐのはいいものだ。


隠れ岩はいくつかあって、突然でてくるので、あまり気を抜くのは怖いところ。


鉄道の鉄橋が見えてきて、あと橋を2本クリアすればゴール。


というところで、一人、隠れ岩にあたって沈。
こういうところは一直線で入るところですが、
並んで入ってしまったみたい。
油断するよね。


ともあれ、あと300m下って、
遠くに白い鳥をみながらゴール。

お風呂に寄り道。いい風呂でした。


回送の車からみた夕陽がきれいでした。




★★さて、翌日日曜日★★

キャンプ場の上流側の会場に行ってみると、
もうすっかり会場ができていた。



もともと「遊びカヌー発祥の地」の碑があるのですが、
ここに藤田清さんの写真が飾ってあった。

さらに、1970年(!)に設計したという「シグネットS-1]の自筆設計図が置いてありました。
ここからファルトボートの歴史が始まったのですね。



ファルトボートを準備する。さすがに100艇一度には下れないので、
4色のリボンを渡してグループ分けして下る作戦。

私は紫リボンのグループでした。


藤田清氏を偲ぶ会が始まる。
黙とうから始まって、
笠置町の町長など、みなさんがご挨拶。


現社長の藤田たすくさんが献花。


たすくさんの挨拶。
これからもフジタカヌーをよろしくお願いします。



偲ぶ会は50分ほどで終了。
そのあと、みんなで川の上に出て写真撮影。

これだけの数のカヌーを見るのは、松戸カヌー大会以来。
しかも、ここは山の中、細い川の中である。
よくこれだけ集まったものだ。圧巻。



で、このご時世になんですが、密になって撮影。
まあ、カヤックの長さを考えればそれほどでもないのですが。



写真撮影、たのしゅうございました。
この写真、どこ行けば見えるのだろう。



そのあと、グループにわかれて100艇川下りに出発。
100艇で木津川を下るのは、藤田清さんの夢だったと言っていた。

わが紫グループは一番最後、ということで、待ち時間が30分ほどあった。


漕ぎあがってみると、巨岩の並ぶこの景色。



川沿いを走る車両に会う。
これが、なかなか写真が撮れない。貴重な撮影成功。


遠くに笠置の橋を見る。
特徴的な赤い鉄骨のデザイン。
あの向こう側がキャンプ場。


出発地のとなりは笠置館という旅館。
前回ここに来たときは泊ったのですが、もうやっていないとのことで。ちょっと〇〇〇屋敷っぽい
さいとうさんはムカデがカヤックに入っていたとか・・

 
さて、お声がかかり、出発。

だいぶ待たされました。



出ると瀬があるのですが、
危険なところにはたくさんのスタッフが立ち込むという、
至れり尽くせりの川下り運営。これは、すごいです。



その下で隠れ岩にひっかかったか、一艇、沈。
すぐにサポートが行くという手際の良さ。


今回は、安全第一で用意していることがよくわかる。
これも藤田清さんの期待のようですね。



この日は、昨日にもまして、いい天気になった。

つばの広い帽子で、頭のほうはよかったのですが、
足首が露出して、日焼け。
この夜、風呂に入るのがきつかった。



まわりのみんなと話しながら下る。



危険なところには立ってくれていて、その誘導で川を降りていく。

やがて、ゴール。

ゴールしたら、そこで待っているトラックにカヤックを積む。
パドルも預ける。



で、人間は、回送してくるバスに乗る。
これが、ちょうどバスが出発するところで、だいぶ長く待った。

やっと来たバスに乗り込む。

水でぬれたカヤッカーが汚さないように、
シートがみんなビニールで覆われている用意の良さ。
すごいですね。

で、出発点まで帰ってくるとそこにカヌーが並んで待ってるのが見えた。
 
川の下流側のキャンプ場は、テントで満杯。
大人気だね。


で、ここから撤収作業。
いろいろ考えた挙句、私はこの場でカヌーをたたむことに。
清水さんのハイエースとキャリアに荷物を整理して積むのにも時間がかかり、
けっきょく、出発準備が整ったのが17時。

清水さんたちはこのまま千葉まで帰ったと・・
到着は夜中の26時半だったとか。


私はクルマがあるので別行動。
翌日月曜日もお休みをいただき、ゆっくり帰る作戦で、
四日市のホテルに宿泊。

ホテルに入って大浴場に行って弁当食べながらビール飲んだら、
9時前にはベットに沈没しました。
いや、この疲労困憊で今晩中に帰るのは無理だったね。


★★翌日、月曜日★★

帰りの高速道路のすぐ隣に、「リニア・鉄道館」があったので、
寄り道。


鉄道も、いいものです。新幹線推しのJR東海さんの気合が入ってます。



で、12時半に出発、自宅到着18時でした。
やっぱり、長距離は昼間に走っても眠くなる。
眠気を感じるたびにパーキングエリアに寄っていたら、当然時間がかかった。

でも、昨年買ったフリード+で往復900キロ、行って帰ってこられたので満足です。


フジタカヌーさんのイベントも、本当にいいイベントでした。
フジタカヌー、これからも愛用します。



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