お天気!の那珂川。
キャンペット流し事件付き



みなさんどーも。
2000年4月22日土曜日に那珂川に行ってきました。

流れが多く、天気もすばらしく、基本的には楽しかったのですが、なかよし下に
橋の工事中区間があり、あそこは危険です。(必ずボーテージしましょう)


(注:この工事区間は5月には撤去されたようです)


土曜日は天気もよく、集合場所にのっぽさん、ききさんと集まって、3人で川
に行くことになる。天気は晴れだったんですが、ながれはけっこうはげしかっ
た。丸太が流れているのが見えていた。だーいじょうぶかあ、と思ったが
いつもの那珂川なので漕ぐことを決定。


艇はのっぽさんがグモテックス、ききさんがノーティレイド2人乗り、ぽからがいつもの
キャンペット。実はキャンペットは冬の間にフレームを少し直してあって、
今回がそのあとの初組み。グモテックスよりも組立時間(グモは空気を入れる時間か)
が早かったので私はけっこう上機嫌。。。。



スタートした船戸のやな。流れを漕ぐききさんと、のっぽさん
で、やはり濁流の川に出るやつはあんましいないらしく、川は本当に
ひとりじめ状態。だれもくだっていなかった。流れは早いが瀬はほとんどなめていて、
あまり波の立つところに行かなければ恐い思いをすることもなかった。


流れは快調!天気は良い。ほとんどこがなくても大丈夫。




流れはむちゃくちゃ快調で、烏山下船戸のやな出発12時すこしまえで、30
分くらい食事にとられたはずなのだが、13時には大瀬を通過。



この調子で行くと15時にはつくなあ、と言いながら漕いでいました。
まあ、いつもは瀞場でこがなくてはいけないところが、ほっといてもばんばん流れるし、
すばらしく安楽な気持ちで漕いでいました。
これがリフレッシュっていうのかなあ、と、思いつつ。(最近ストレス多い)



非常に気持ちのいい図。しかし、この写真がキャンペットの最後の写真。。



工事が多いなあと、思った。
前回ここで終わりにしたと言う県橋を通過。初心者講習会か、パドルの使い方を
教えている人が数人。カヌーの送迎をしますという看板が見えた。カヌーの
送迎はそのうち利用してもいいかもしれんなあ。などと思いつつ。
で、しばらくすると橋の架け替え工事か、前方に橋と、その下に足場にしているらしい
土台が見えてきました。しっかりデジカメで写真を撮影。



。。。。。撮影しているくらいなんだから、もっと緊張すればいいじゃん



橋の近くまで寄ってきても、いき場所が無い。一応橋の下は隙間があるが、
ちょっとそこに突入するのは躊躇するたかさ。左側に橋があいているが、
木の枝が横に引っ掛かっているのでそこも抜けられず。



ききさんが流れを横切って左へ逃げる。のっぽさんはそのまま直進コース。
私もききさんが逃げたように岸に逃げようとすればいいものを、
のっぽさんをについていってしまったので、
そのまま、はりつきコースとなってしまいました。

で、私は見事に工事中の橋脚の横木にひっかかって、
艇が横を向き、そのままバウが流れに喰われて数年ぶりの脱沈。
ちゃんと流れの下流側に艇を傾ける動作ができていないのが問題だった。
と、思っても後の祭り。
で、水に沈められて20秒ばかり、もがいていたら、なんとか浮上。
とりあず人間は生きていたのでとにかく橋に取り付いてよじのぼりました。

優先順位からいうとキャンペットはあと、ということで、
しばらくのっぽさんが確保していたキャンペットも流れていきました。

最後に見たキャンペットはタイタニック状態で艇がまっすぐ直立していた。

で、けっきょく、のっぽさんの艇は工事の人がおろしてくれたロープで
ひっぱりあげ、私とのっぽさんは自力で橋によじのぼりました。

現場の人が私の指輪を見て「結婚しているんだからさあ(危ないこと止め
ろよ)」と言っておりました。で、その下流はのっぽさん艇にのっけて
もらい、わずか数分流されてかつらに到着。


いちおう車で下流を見に行きましたが、当然キャンペットは見当たらず。。


で、駐在所にカヌーを流した旨届けておきました。ちなみに駐在さんは
カヌーを流したから免許一切もながしてしまったんだろうと思ったらしい。
貴重品は身につけておくものです。


ちなみに、カヌーと一緒に流したもののうちで一番高価なのがパドル、
レインウェア、あとは防水バックと着替えであった。
すでに寿命が来かけて
いるほど乗り潰しているキャンペットは那珂川に流れればそれも運命と
あきらめもつくが、パドルはちょっと痛い。




今回の反省点
・いつもは無いものに対する対応能力不足。橋の工事があることへの情報収集不足
・増水しているのに緊張感がなかった(もちろん酒は入って無いですよ。)


でも、
・カヌー銀座のコースにある人工建造物の是非。あそこはGW中にたくさんの
初心者が流れてくるところで、きっと情報を知らない人もいるでしょう。流れ
が緩やかならひきこまれることもないかもしれないが、流れによっては下に引
き込まれるかも知れない。絶対GW中に死ぬんじゃ無いだろうか。。。



というわけで、いつもの那珂川でも川は危険だということを思い知ったカヌーでした。



これだけ長い間カヌーをやっていて、
人が危ない、は、かなり目前で見てきましたが、
自分が危ない、は、初めてでした。
(橋の下に流れがあって、そのままひっぱりこまれたら死んでいたなあと思った)

みなさん気をつけましょう。いちばん安心なところに危険が潜んでいるものです。


那珂川御注意(そのときの危険地帯情報です。)