横浜縦断カヌーフェスティバルに参加して参りました。
天気予報が良くなかったのですが、願いが通じて、最後まで雨が降らす。曇りの状態で秋の日を過ごせました。

朝も7時30受付と言うことで、早起きして七時まえには私も到着しておりました。
場所は横浜赤レンガ倉庫。どうみても普通にカヌーをこぎ出せるところではありません。


すっかり本気な体育会系大学カヌー部、と言う団体から、うちらみたいなのんびりもいたり、
老若男女、いろんなひとがでております。バラエティに富んだレースです


二人艇で参加した@neさんはその場で相棒に漕ぎ方を教習中。


現地で会った方々のカヌー。HIVIXはフィールドではじめてみました。Kawaiさん艇。
スターンズはカナディアン扱いかと思ったのですが、ファルト2人艇扱いでした。


特筆すべきは自作のファルトで参加されていた方がいらしたことです。
なんでも、区のイベントで6か月かかって10艇の自作ファルトが完成して、
そのうちの4艇が参加しているとのこと。木製フレームも、船体布のミシン掛けも真新しい。
この団体は特別賞で表彰されていました。


私の艇のしあがり。カナールにファルホークのシートを取り付け。これがなかなかよかったです。
写真右は船検を受けているところ。確認したのは浮力体とライジャケのようでしたが。
終了時にシールを貼って、そのシールがないと漕がせてくれません。



で、9時になって、開会式からレースの説明になりました。
みんなまじめに聞いています。参加者、多いですよねえ。


さらに、今日は赤レンガ倉庫に入っている写真屋が「撮影会」を開催していたようで、
モデルさんとアマチュア写真家の大群がわきを歩き回っておりました。
カヌーマラソン用に仮設してあるトイレの脇でも写真を撮っておりました。




さて、開会式が9時、開会式終了が9時20分。まだスタートまでには時間がありましたが、ちらほら出艇が始まります
赤レンガ広場の脇の、いつも開いていない門が開いていて、その階段から艇を降ろしていました。
その横にボートを横付けしてカヌーを降ろしていました。
写っているのは@neさんの赤いふたり艇。



カヌーを降ろした場所から、スタート地点の日本丸まえまで移動。
時間があったので、写真撮影でもりあがっておりました。


なかなか撮れない写真。どうみても、水面にカヌーを浮かべている場所ではないですよね。
ギャラリーも多かったようです。



スタート前。左右のカヌーが接するくらいちかよります。
みんなじりじり前にでたくなります。


スタート、の、かけ声と共に、みんな一段となって先を急ぎます。
そのまま大岡川に殺到。大岡川にとりつくときには、まわりじゅう、大きな瀬のような轟音が響いておりました。

ぞうさんのお子さん撮影。普通はスタートシーンなんて写真に撮れません。

この写真の、最初の鉄橋をくぐる直前で、もう左右から大波。艇の方向が定まりません。
人と接触するのなど当たり前の状況で、目の前で横向きになる艇もあって、よけるものたいへん。
接触するカヌーに、ぶつかってくるな!と、大声を上げている人も居ましたが、そうはいっても、ねえ。

そのあとはとにかく漕ぐ。右に青いレーシング艇の二人乗り。女の子ふたり
女の子に負けられんと一生懸命漕いでも、相手はレーシング艇。いっしょに伴走するのがせいぜい。
速いカヌーって、いるんですねえ。

ふとみると、横におなじ赤いカナールがいる。おお、ファルト一人艇
これにはまけられん、と、漕いでいたけど、じりじり差は広まるばかり。先に行かれてしまいました。

川沿いが道になっいて、そのわきに、「ふつうの」飲み屋とか、店が並んでいるのが不思議。
そのむこうを、大きな音を立てて、赤地に白いラインの電車がはしりすぎていく。
ふつうの、町中の川なのだ。そこを大挙して漕いでいくのはなかなか不思議。
川の上を散歩している人がめずらしそうに見ている。


ついに、向こうからカヌーで漕いでくる人が来る。折り返し点は近いぞお。
向こうから来るファルトをチェックしていたが、ファルト一人艇はさっき抜かれた赤いカナールのみ。
おお、ここまで二位!横のファルトふたり艇と競り合いながら漕ぐ。

川が左右に分かれるところで、14キロコースは左に、7キロコースは右に曲がって
すぐそこの橋の下に垂らされているひもをぐるっと回る。
回るときに二人艇にしっぽを押されてカヌーの方向が逆を向く。
そんなこんなで、もみあっていたら、横にもうひとり一人艇のファルト。
これに抜かれたら確実に3位である。
ここで抜かれるかあ、と、漕いでも漕いでもじりじり後ろに置いて行かれ、どんんどん後ろ姿が小さくなった。くやしい。


で、むこうから往路の方々が漕いでくるのをすれちがいながら漕ぐ。
これがそのときの様子をくろさんが撮影した図。後ろ姿で過ぎ去るぽから艇です。(右がわ)

そのあとも、なんとかファルト一人艇をとらえようと漕いだのですが、いっこうに見えてこず。
うしろからカナディアンも来たりして。横にはファルトの二人艇に並ばれたりして。
私を追い抜いていったファルト二人艇はどーみても、白髪が交じっている方で、しかも、前席は女性。
くやしいけどぬかれてしまうのが悲しい。
ちなみにその方は日本一周をされた吉岡さんだとあとで知りました。

ぬいたり、抜き返したりしながら、復路を漕いだが、やはり抜かれた数の方が多かったように思う。
「みえたー、あと20分!」と、横のカナディアンが叫ぶ。前方にみなとみらいのビルの姿がくっきり見えた。
そのあとは、腰を使って漕いだり、漕ぐ角度を変えてみたり、筋肉痛をだましながら漕ぐ。
ついに、スタートの時にくぐった弁天橋をくぐる。おおきな水面にでて、右折。あとは万国橋のしたをくぐるばかり
うしろをさっと振り返ってみたけど、ファルト一人艇は見あたらなかった。ゆっくり漕いでもいいような気もしたけど、
やっぱり抜かれると悔しいので、最後まで漕ぎまくる。

スピーカーでゼッケン番号を呼ばれ、ゴール、という声と共に万国橋のしたをくぐる。


ようやっとゴール。
ふりかえって写真を撮ったのがこの写真
後ろからもたくさん人がゴールしてきました。
まずはペットボトルに口を付け、あがらない腕を休ませる。

上陸するのによっこらしょと登らないといけないのですが、その瞬間に足のすじを痛めて、上陸してから動けなくなりました。
「すみません、あぶないから登っていただけますか」と、ボランティアのおにいさんに言われるけど、動けないんだってばさ。
しばらくして痛みが引いてからはしごを登って上陸しておりました。


そのあと、ファルトを撤収。お弁当。
ちなみにお昼のお弁当は崎陽軒のシウマイ弁当でした。


こちらが赤レンガ倉庫。時間があったので、こぎれいな赤レンガ倉庫も覗いてきました。
なにやらイベントも開かれており、わずか数十メートルの距離で
おしゃれな小ぎれいな世界と、ざぶざぶ水濡れのカヌーマラソンとが隣り合っております。



で、結果は3位。ファルト1人艇は7艇しか参加していなかったのですけどね。
表彰台なんぞにのぼってしまいました。右で横むいている奴です。
賞品はフジタのドライザック。
タイムは54分43秒で、2位とは2分、4位とは4分以上の差がついておりました。


ちなみに、参加賞はこちら。特製の携帯電話ストラップと、なぜか、ウッドクラフト「すもうの決まり手」。
ウッドクラフトは、製造元がリバースチールだかららしい。


(写真撮影:@ne、ぞう、くろ、ぽから)