(2014.4.6./6.8.追記)
PFDを新調しようと思いまして、
なんだかんだで勉強したので、その話をつらつら記録。

ライフジャケットに求められる要件は何か?
を考えてみました。


ライフジャケットにはなにが必要か?


カヌーでは、どんなライフジャケットを使うべきか?
素人には、この条件だしが難しい。
よくわからないときは、まずは国の規格を見ます。

昔はなかったハズなのですが、
最近ライフジャケット(救命胴衣)には規格があるようです。
ライフジャケット(救命胴衣) 国土交通省海事局

法律上の基準では、
あなたが着用するライフジャケットはどのタイプ?というページがあり、
ここから、カヌーが該当しそうなところを探すと、
「船検 無」 で、「その他の小型船舶」に、該当すると思われる。
ライフジャケットのタイプは、A、D、F,Gで、
「努めて着用」つまり、法律的には罰則規定はないということです。

しかし、転覆がありえるカヤックでライフジャケットなしでは自殺行為なんで、
どのレベルが必要か、は、法律でなくて自ら判断すべきです。

ライフジャケットの種類は、このページを見たほうが詳細なのですが、
ここでは、ライフジャケット(救命胴衣)のタイプ別分類を表にしてみた。

タイプ  反射材  ホイッスル  浮力 
TYPE A  赤やオレンジ 反射材つき ホイッスルつき  7.5kg以上 
TYPE D 自由 反射材つき ホイッスルつき  7.5kg以上 
TYPE F 自由   −  − 7.5kg以上
TYPE G 自由   ー  − 5.85kg以上 

TYPE Gだけ浮力が少ないですが、これは、「小型船舶用浮力補助具」のことで、
最近導入された規格らしい。
通常の「小型船舶用救命胴衣」は、7.5kgの浮力が必要ということ。

ライフジャケットには、安全基準と技術基準が決まっている。
こちらのページをよく読めばいいのですが、
要は、型式承認試験をして、
基準に適合していればライフジャケットと認められるとのこと。

ただ、カヌー用のライフジャケットで型式承認まで
やっているものは、まだほっとんど見当たらない、ので、
どこに該当するか、を、考えるべきだと思います。

ホイッスルはあとからつければいいので、
購入するライフジャケットとしては、
浮力7.5kg以上
できれば反射材つき
が、要件になるのではないかと結論。
まあ、夜中にサーチライトで照らされる状況に
ならない限りは反射材もいらないんですけどね。
反射材より、見えやすい色が良いとは思う。

という条件だしはメーカーや販売会社で
やっているハズ、なんですがね・・・。


さて、実際に購入候補になるライフジャケットですが、
カヌー用、釣り用、カヤックフィッシング専用
というのがあるらしい。

釣りをしていると、ポケットは欲しくなる。
まずは、必須の防水袋入りスマホ、カメラ、
落水したときにロープを切るハサミ。(私はナイフよりハサミ派)
ほか、今は防水ポーチに入れている防水袋入りのキーと財布、
グローブ、帽子、小型タオル
など。入れるとなると、
ルアーを入れなくても大容量ポケットは欲しい。

釣り用のライフジャケットは、ポケットがたくさんある製品が多い。
しかし、釣り用は股下ベルトで止める形式のものが多い。
落水したときに体にぴったりついていないと泳ぎにくいので、
股下ベルト式のは除外です。
あと、最近のカヌー用は背面下半分がメッシュになっているのがあるようで、
背もたれと干渉しないのはよいと思います。
ただ、腰の浮力がなくなると沈んだときの姿勢がよくないという人も居ます。


カヤックフィッシング用のライフジャケットに求める要件


1.浮力7.5kg以上
(浮力を証明するために、型式認定を取っているものが望ましい。)

2.反射材つき、または、できれば、目立つ色

3.大容量ポケット、物が入るもの
あと、モノを固定できるDカンやナイフホルダーも欲しい。

4.股下ベルトでなく、腰のベルトで止めるもの。

5.背面の下半分がメッシュになっているカヌー用

6.当然、膨張式でなくて固定式

ってところかなあ。


では、具体的に考える

モンベル アングラー
浮力7.5キロ、ポケットも大容量。
カヌーをよく知っているからこそ
出っ張りのないポケットにするんですね。
背面下部がメッシュ。
しかし、色の選択肢が赤と黒。
うーん、赤は私のカヌーの緑と補色なんだよね。

モンベル ビックウェイブ
ツーリングモデルなのですが、釣りにも使えそう。
反射テープがついている、浮力7.5kg
背面下半分がメッシュ、というわけではない。
サンフラワーの黄色があるのがよい。

MTI ドラド
MTIは高階救命器具のブランドで、
高階救命器具は、その名のとおり、
ライフジャケット関連の専業メーカーです。
なので、基本性能に問題なし。
浮力7.5kg
背中メッシュで良いのですが、メーカーWebにそのことが書いていない。
色の選択肢はオリーブと、赤。うーーん。

MTIソラリスフィッシュ
MTIのカヤックフィッシングモデルでいいんですが、
色がカーキとグレー。

ちなみに高階救命器具のBLUESTORMブランドでは、
もう国土交通省型式承認品の表示をしている製品があります
(2014年4月現在)
BSJ−26ライトゲームベスト
国土交通省型式承認品 小型船舶用救命胴衣 TYPE F。
浮力7.5kg以上で、
フィッシングショーでは表示よりもっと浮力があると言っていた。
ショート丈でカヌーするのならこれといわれたのですが、
後ろ下半分メッシュというわけではない。

ストゥールクイスト・フィッシャーマン
kayak55で取り扱い
浮力7.6キロ、海水と書いてある。
USコーストガード認定
海外規格は知りませんが、認定があるといいうことは信じられる。
普通は日本の規格が海外規格にあわせることが多いですがね。
黄色がいいなあ、と、思ったのですが、値上がりするらしい。

■NRSチヌーク
FUNさんサウスウィンドさんで取り扱い。
浮力7.5kg、反射材つき。ポケット多し。背中下半分メッシュ
用件は見事に満たしている。
しかし、在庫がどこも少ない。。。
NRS Chinook って、メーカーサイトでは新しいのが出てますね。

ほか
kokakat(コーカタット)ローニン
レイドバックさん取り扱い
ツーリング用ではいいのですが、釣り用にポッケが少ない。

海外メーカーまで探せばいろいろあるんでしょうが、
普通入手できるのはこのくらいだろうか。


と、書いてきましたが、
こうしてみると、決定打がないなあ。

どれを選んだかは別途追記予定。



(2014.6.8.追記)

やっと買ってきました。PFD

モンベル ビックウェイブ
やっぱり決定打は色か。
背中の下半分がメッシュになっている、という条件は、
ファルトなんだからそんなにシートがでかくない、
という発想で目をつぶり。
 

ポケットが大きめで良いです。中にサルカンがついているのが良い。
防水ケースに入れたスマホがぴったり入るサイズを選んで、
その場でケースを入れてみました。


ホイッスルが付属していないので、付け替えないといけないですね。


ともあれ、カヌーのグッズは楽しく選びたい、ですね。



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