2015.2.7.

カヤックフィッシングを始めて、船釣りにも興味がでてきた。
しかし、釣り船はちょっと敷居が高いなと思っていた。
会社の同僚、Kさんは船釣りキャリアが長い。
よく鯛とか釣っている。
一度、初心者でもクーラー満タンになる釣りをしたいとリクエストして、
今回行ってきました、船釣り、初体験。

釣りモノをどうしようかという話になって、
鯛で坊主は嫌だし。ホウボウならカヌーでも釣れるし。
やっぱり、コマセを使うのがいいですね、ということで、
ウィリー五目船に決定。
アジなら最低の人でも20匹くらいは釣れているらしい。


カヌーでは酔いませんが、船は酔う人がいるというので、今回は酔い止めを前日に服用。
10時からよく眠れました。睡眠薬の代わりになるらしい?
3時半起床、5時半到着。K氏の家はここから30分とのコトで、とっくの昔に到着していた。

今回は平塚の正三郎丸にお邪魔しました。
お店の前で釣りモノをいうと、駐車場に誘導してくれる。
窓口でお金を払うと乗船券をくれる。

で、荷物を整えて、着替えをしたりして、
あとは時間まで待合室で待つ。
呼ばれたら軽自動車に荷物を載せて人間はワンボックスに載って、
ちょっと走って船の前。
12番の船はどれだどれだと捜したら目の前だった。


割り当てられた席について、船の前のほうにあるコマセの篭を自分で持ってきてセット。

出航、7時。

なにがいいって、船にはトイレがあるので、
カヌーのときみたいに直前に済ませなければならないという義務感がない(笑)
ちなみにトイレはてっきりキャビンの中にあるかと思っていたのですが、
船尾についているボックスの蓋を開けると小用便器があったのが驚き。


出航すると、つっぱしる。
どの船も同じ時間に出港なので、他の船も併走して朝日の中をつっぱしる。
これも、絵になるねえ。

ほどなく、エンジンが止まる。



水深25m、棚は20mくらいと言われたかな。

みなさん、慣れているみたいで、もくもく投入。
こちらも同じようにして仕掛けを落とす。

しかしまあ、なかなか手順がわからない。
あたりがあって引っ張り上げても船に当ててばらすとか。
仕掛けを絡ませるとか。

アタマで思い描いているようにはうまく体が動かない。
こりゃ、実践で慣れるしかないね。

それでもなんだかんだでも、ぽつぽつ釣れる。
つれると、楽しい。
 
いろいろ置ける棚があるので、道具とか、使い終わった仕掛けとか、置くことができます。

Kさんはさっそく置き竿に泳がせ釣りを始めた。
こちらはとてもそんな余裕があるわけでなく、
釣り上げたロッドをどこに置くか、コマセ篭を上手く受け止められるか、なんて試行錯誤。

船が回って正面に富士山が。

きれいだねえ。

最初のポイントは定置網に近いところですが、
船はエンジンをたまにふかして定位置を取っている模様。
カヌーならあの定置網に近寄らないように、とか、気にかかるところ。
ポイントの問題をまったく気にしなくていいというのは、メリットですね。


船の外にコマセの篭をだしてます。

オキアミに加えて、アオイソメも買っていたのですが、
やっぱりオキアミかなあ。

そのうち、Kさんが、今日はピンクの疑似餌にかかりますねと言い出す。

確かに、餌よりも疑似餌の針に喰っているかも。
サビキのピンクの仕掛けをもらって、下側のスナップを切って天秤から流してみると、
釣れる、これはつれる。

日によって違うので、餌も数種類用意しておくといいとのコト。
今日はピンクサビキの日だったらしい。

これはいい、と数を伸ばす。
いや、釣れる、釣れる。うまくやると入れ食いモード。

向こうでは、なんかべつのものを釣っている人もいたようです。


なんとなく、つれないなあ、と、まったりし始めたところで、
船長から仕掛けを上げてくださいとアナウンス。

移動!移動も早いねえ。人力とはえらい違いだ。


はい、30から40mに反応が出ています、という船長の言葉でまた釣りはじめる。


つれます。
しかし、取り込みが難しい。やっぱり手繰り上げたときに、
魚が入らなくて、船体に当たってバラす。
じゃあ、と、抜き上げるとオモリが壁にぶつかる。

今日はまだ空いているから隣と余裕があるので、こんなことができますが、
左右がもっと混んでいたら抜き上げなんかできないかなあ、と。

ともあれ、今日は風がなくて波がなくてよかった。



そんなこんなでたいぶ数が伸びできました。

サビキがからんで、さあどうしようというところで、Kさんからまた仕掛けをいただく。
で、テンビンでなくて胴付のサビキでしてみたら?と、言われたので、
オモリを下にして胴付しかけでやってみた。
ところが、まったく、あたりがない。同じピンクサビキなのに。
で、テンビンにかけて流すようにしたら、喰ってきた。

カヌーだと、胴付しかけばっかりで、
テンビンで流す仕掛けなんて滅多に使わないんですが、
これは威力を見た気がしました。
胴付でくわなくて、テンビンで喰うこともあるんだ。


13時に、あと15分で終わりにしますとのコールがかかる。
そのときに仕掛けを絡ませていて、いやあ、終わるまでに釣りたいなと。
なんとか残り10分で投入。

ひょんひょんひょんと竿が引き込まれて、
釣れました、取り込み、成功。
気分のいいところで終わりにすることにする。


クーラーに入りきらないほど、というわけではありませんが、
これだけ釣れればじゅうぶんです。

 
帰着、13時39分。港に入るって、便利だわ。(当たり前だ・・・)

待合室にもどって、ロッドをホースで洗って、
紙コップにカニ汁をもらってまったり。
いやあ、いい釣りでした。
船宿のおばさんが、冬は魚がおいしいと太鼓判。
平塚のあたりは海が荒れないそうです。やっぱり船だと揺れない日がいいですね。

「HPに何匹つれたって書いてありますけど、聞かれていないですよね?」
「いや、それはアバウトなんじゃないですか」
そりゃ、そうだわな。



家に帰って数えてみると、48匹いました。
正三郎丸さんの今日の釣果は最大46と書いてあった。
おお、もしかして私が竿頭か?(笑)
とにかく、あきれるほど釣れたのは確か。

さばくぞお。。。
夕食に、刺身、なめろう、塩焼きがならびました。
なめろうは刺身とネギとショウガと味噌を包丁でたたく料理です。。

どれも、うまいです。
なめろうが、笑っちゃうくらいうまかった。


一夜干しもうまくいった。翌日日曜日の朝食は煮魚。

あと、20匹をフライ用に背開きにして、週末は終了。


48匹、よく魚を捌きました。
さいしょはあやしかった「アジのセイゴ取り」も、慣れてくるものです。


というわけで、初めての船釣り、行ってきました。
いやあ、釣りは、つれると、楽しい。
あと、カヌーみたいに自分でポイントを探さないで、
仕掛けと棚だけに集中できる釣り、これも勉強になりますね。
カヤックフィッシングには応用できそうです。

ちょっと船代がお高いのが難なので、
たまにするオトナの遊び、かなあと。

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