2013.1.13.

年末年始、あまり気候がよろしくなかったようで。
冬のカヤックフィッシングは、「天気がよい予報の時にしか出ない」
という自己流の決まりをつくっているので、今回が初釣りです。
1月13日の東伊豆の予報、風なし、波なし。絶好の釣り日和。

前日が逗子カヌークラブの飲み会だったので、
最初から寝坊気味に、6時起床、8時到着、9時出発の遅めのスケジュール。
今回の狙いは、アマダイ。

そのために、年末年始に準備したもの。

アマダイ仕掛け。おもり40号。ひとつテンヤ10号。そしてラインはPE1号200m
前回行ったときに深場のサカナをターゲットにできなかった反省。

ラインを巻き替えて、1000円の安物リールに今まで使っていた3号PEを巻き、
ダイワの2000円リールの方にPE1号200mを巻く。
安くてもダイワの方がリールの品質が良い。。


アマダイはオキアミ釣りなので、ルートの途中にあるつり餌やに寄り道。
釣侍小田原店。オキアミ2L 400円弱。
和田長浜のお店より微妙に高いか?でも24時間営業っていいかもですね。


今回も入り口で1000円払って入場。
領収書持っていれば入退場自由だと、おじさんに言われました。出ないけど。
海のそばでファルトの組み立て。所要時間20分くらいかかってますなあ。
やっぱりこの時期、軍手は必須。

しかし、今日はあったかい。

今回の不覚。冷蔵庫に入れていた凍らせたペットボトルを忘れてきた。
駐車場のおじさんに聞いてみたら、250円で氷を売っていると。
ここ、役に立ちますねえ。

さて、9時すぎ出航。みなさんとっくのむかしに出ています。
海の上にはカヤックフィッシングの影がぽつぽつと見えました。

ささやんさん発見。挨拶したら、これから深場でアマダイに行くとのこと。
ついていきます、と、後を追う。
しかし、フリーダムの2馬力エンジン、
パワーあります。ついていくのがやっと。
私の艇はGPSで7キロ近く出てましたが、やっぱりエンジンは早いですね。


今回おろしたロッド。グラスですが、40号オモリまでOKのもの。3200円ちょっと。
カヌー釣りは無くすことがあり得ると言うことで、安物しか買わない。

で、勇んで釣り始める。アマダイ仕掛け。40号のオモリを使ったことがはじめてなもので。
サカナがひかっかっているのか、いないのかよくわからない。
あげてみて、何も付いてない、だめかあ、を、繰り返す。
水深7,80m。巻き上げてくるだけでも、いい運動した気分。

しかし、なかなかあたらない。
他のカヤックフィッシングのみなさんもそんなにアタってないみたい。
でも、隣のカヌーの魚群探知機が鳴っているのを聞いているので、
その場所でがんばって釣る。しばらくすると流されているので、漕ぎ上がって釣る。
そのくりかえし。

で、何度かあげているライン、今度はちょっと重いような。
これはついているだろう、きっと。
何度もそう思って、はずされているんですがね。

水面下、オモリ以外のものがついてあがってくる。。。

来ました!初アマダイ!狙い通りだったので嬉しい!
こういうとき、今までのパターンから言うと、たいていオキエソが出てくるんですけどね・・。
いや、新年初釣り、狙い通りのアマダイ、嬉しい!
このとき10時40分。この前も長かったけど、この後も続かない・・

ふと見あげると、いつも付けているフラッグがない。
あれ、と、見回すと、数メートル先で沈み始めるところ。
パドルをつっこんでも触らないので、大人しく写真を撮っておく。

「ビールあります」の、黄色い旗はこうして海に沈んでいったのでした。
こうして奉納したハタが別の形で戻ってくるとはこのときはまったく予想せず・・


ひきあげたオキアミに砂が付いていました。
海底は砂だということで。アマダイの生息地は砂地だというから、
良いポイントであることは間違いはない。。


本日の干潮11時38分。潮が止まりました。見事、べた凪!
波のない海面がでてきました。
風もないし、お天気だし。冬にしてはあったかいし。
今回はドライスーツの下にヒートテックとカヌー用のシャツ一枚のみ。
いつものフリースを着ていません。でもこれでちょうどよかった。

ここで、アマダイ仕掛けをあげると、からんでいた。

仕掛けの長さが長いので、からむと面倒です。
2度、ほどいて投下したのですが、3度目はダメ。
あきらめてはさみで切った。
アマダイ仕掛けは2セットあったので、次のを入れたのですが、
これも絡んで上がってきた。ショック。

と、もう1本の竿でサビキと鯛ラバにオキアミで入れていたのに反応アリ。

12時20分、アマダイ!2匹目!嬉しい。
なにが嬉しいって、サビキのしかけにかかってきたのが嬉しい。
なんだ、あんな絡みやすいアマダイの仕掛けなんかしなくたって、
下にオモリのある胴付きで釣れるんじゃん。。


仕掛けを投下すると、ほんと、下まで到達する時間が長いです。
落下時間を短くするのなら重いオモリなんですが、ひきあげるのに疲れるし。
向こうの遊漁船も引き上げ時間か、同じ方向に走っていきました。


安いリールの欠点がこれ。
巻いているときに、へんなところに巻き付いています。
やっぱり、そろそろ1000円ルアーは厳しいですなあ。

で、アマダイ仕掛けはなくなったので、片方はサビキ、片方はカサゴ用の胴付きしかけで、
同じオキアミを付けて落とす。

と、サビキの方に反応アリ!おお、やった。
引き上げながらもう1本のロッドを見ていたら、ぐぐっとしなった。
おお、こっちも反応アリ。
しかも、どうみても今引き上げているやつよりでかそうである。

全速力でサビキの仕掛けをひっぱりあげる。
一度に2匹、赤い魚がついている、喜ぶのはおいておいて、
とりあえず足元に入れて、もうひとつの竿を引き上げる。
こっちは、けっこう重い!!

来ました、さっき無くした旗、でなくて、ハタ・・・・


マハタです。あとから測りましたが33センチ。
重さではたぶん釣ったもので一番かも知れない。
当然初めて釣りました。嬉しい!!

ちなみに、マハタより先にあげていた赤いサカナ2匹がこれ。

サクラダイ、2匹いっしょにあがってきた。
あれ、こっちもタイという名前を持つ赤いサカナじゃないですか。
タイを釣りたいという願いは、微妙に達成。

とにかく、釣れると嬉しい。

ここは、ポイントだ、と、きばって仕掛けを落とす。
さっきまで餌取りもいなかったのですが、ここでは餌が無くなる。
ここ、いいじゃん、と、思ったのですが、遂に餌切れ。
もう2時になるので、上がりの時間である。


港のそばにはカモメが舞っていた。
なんだ、浅場の方がサカナが居たのかな。


あらためてクーラーボックスの写真。
氷が買えて、役に立ってよかったです。
氷代250円出してボーズだったらへこむもんねえ。


帰り、14時。いや、良い釣りでした。

帰り道、135号線は必ず渋滞しますね。今日は東名厚木の先で事故渋滞もありました。
この場所は渋滞にあうのがデメリット、でも釣れれば、行きます。


帰ってからあらためて写真撮影。
サクラダイ、アマダイ、マハタ。みんな初の釣りもの。
新年初釣り、いい釣りになって、めでたし・・。



★ 1月14日追記 ★

翌日、料理しました。

アマダイは3枚におろして、サクラダイは背開きに。
片栗粉をまぶして素揚げ。


じっくり揚げれば、骨まで食べられる。
甘鯛の頭は火の通し方が足りなかった。
でも、甘鯛、身が柔らかくておいしいです。
ふんわり、という感じの身でした。塩は少なめでいいくらい。


マハタ、ウロコをとって3枚におろす。身の皮はつけたままで乱切り。
アタマは二つに割ってダシ取り用に。骨がけっこう固いので、割るのは大変。
よくよく血合いを除いて、鍋に入れる前に熱湯をざっとかけて、煮ました。


マハタの鍋。マハタ以外の具の方が多いという感じもありますが。
でも、アタマと骨からよくダシがでていて、おいしい鍋に仕上がってた。

冬の海の恵みに、感謝!!


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