2012.8.17-18.

逗子カヌークラブで、シカトロツーリングに行こうという話になりました。
目標はカジキマグロ。妄想はあくまで高く持て(笑)


準備に余念がなく。今回のためにつくったものその1、ロッドホルダー。
塩ビパイプを買ってきて(内径4センチ。細いほうの管)
25センチに切って、切り込みを入れる。
塗装ができないので、カッテングシートを貼り付ける。
穴を開けて、ひっかけるパーツを取り付けて、紐を通す。
この白いひっかけるパーツは170円もしたんですが、けっきょくあまり役に立たなかった。


つくったもの、その2。いつもの弓角の間にサーモンベイトをつける。
疑似餌のパワーアップ。

で、前日入りなので、夕方から車を走らせる。
川崎から南伊豆まで4時間以上、けっきょく5時間近くかかった。
明日の朝からカヌーなので、高速道路を降りてから駐車場でカヌーを組んでカートップ。

カヌートップした風景もひさしぶりだ。
しかし、あまり早く組むモノではないですな。
組んでから90キロも走った。伊豆は広い。

この日の夜中に逗子近辺の3人もシーカヤックをカートップして到着。
参加はオスロマルカさん、ヒロカゥさん、クロさんと私の4人。



明けまして17日。5時起床。

お世話になったのは子浦の民宿花壇さん。朝はお弁当にしてくれました。


今回はカヌーフィッシングでフラッグが要りそうだ、ということだったので、
100円ショップのフラッグを釣り竿にくっつける。
「冷たいビールあります」の旗。なかなかお気に入り。
ちなみにヒロカゥさんの買ったフラッグはポール込み3000円弱だそうで。。
ほかの2人は自作ものでした。

6時出航。2時間子浦のあたりで釣りをすると言うことで。
てんでに釣りはじめる。

今回の秘密兵器、鯛ラバ、炎月 シマノ製。
まっずぐ海中に落とすタイプで、鯛が釣れるという。
期待しています。


ヒロカゥさんはヒコーキをひいていました。
で、シーカヤックに魚群探知機を装備。
置き台も自作だそうで。これ、いいなあ。


釣りをするために湾内をみていたはずですが、
ここの景色、すごい。
どこを切り取っても絵になる。
釣りを忘れて見入っていました。


水中を撮ると、青いサカナがたくさん群れています。
トンネルもたくさんあるし。


しかし、釣れないなあ。


シーカヤックの3艇が意気揚々と帰ってくる。
あれ、みんな湾外にでてた?いつの間に?
釣り上げた赤いサカナをみせてくれるヒロカゥさん。
鯛ラバの成果ですか!釣れるんだ。


1日目朝の部、シーカヤックの3人に1匹づつ釣果。
ソーダガツオ2、キジハタ1。キジハタって、高級魚です。
おめでとうございます〜。
そのまま民宿へ持っていきました。
いかん、私だけボーズ?


さて、昼は子浦から岩地を目指そうということに。
外洋でシカトロ。

9時45分ごろ出航。
天候くもり、波はそこそこ。
ピーカン照りだったら死にそうになるところかも。


波はそれなり、と、いいながら、外に出るとうねりはあります。

しかも、このあたりは名だたる難所なんだってさ。
川用のファルトボートであまり出てはいけません(笑)


あれが波勝岬だっ、って、岬の先はかなりのうねり。
いやあ、カヌーがふられるふられる。
まっずぐに漕げないのが波乗りカヌーです。


オスロマルカさん撮影。波勝崎とファルトボートの図。
グリーンが映えて良いと思う。
かなり余裕のなかった時ですがね。。


岬をこえると付け根に浜が見える。
野猿公園ですね。ここで上陸すると1000円取られるそうだ。


岬をまわるとそれなりに波が静まる。
しかし、シカトロのほうにはあたりがない。
まあ、この時間は難しいか。
オスロマルカさんが、シイラを見たと。私の場所から見えなかった。
メーター級だそうで。釣れると嬉しいよなあ。


千貫門到着。おおきな穴が空いてます。
なかなか絶景。


岩地の街がみえてきました。
いやあ、着いた着いた。
13時到着。14キロも漕いだ。ハードじゃ。
手にマメができてました。


海水浴場のはしっこに上陸。
岩地には、水着ではいる無料の温泉船があります。
この船のなかは温泉になっています。これはなかなか快適でした。


お昼に食堂で食事。
上陸して食事ができるのもこんなツアーの醍醐味。

で、帰り道は漕ぐ気がなくなったので、車でリターンすることに。
直行バスは1日1本しかなく、使えなかったので、タクシー利用。
岩地から子浦まで、5420円でした。

で、車をもってきて、ささっとカートップ。
子浦に引き返します。


子浦でまたカヌーを降ろして、夕マズメ狙いで海に出る。


今度は堤防外で釣ってみますが、なかなか来ないですねえ。


ヒロカゥさん、キジハタ2匹目ゲット。
鯛ラバ、使い方を覚えましたね。
魚群探知機の成果でもあるようで。
何故私の所に来ないんだろう??


夕ご飯に今朝方の魚が煮魚になって出てきました。
おいしゅうございました。

みんな、朝から釣りとハードなカヌーで疲れていたようで、
あっというまに就寝。


それでも、次の日5時起きするから釣り人ってようやるわ。

2日目の朝狙い。
ボーズ脱出のためにがんばりますっつ。


堤防外で民宿のおばさんがつくってくれたお弁当。
いちおう、鯛ラバは海中に落としておく。おにぎりに鮭、おいしゅうございました。

で、ロッドに手をかけると、ぶるるん、と、震えたような気がした。
来たか、と、ロッドを巻く。ドラグが伸びるばかりで巻けない。
なんだこれ、根掛かりか?
でも動いたような気がしたので、力任せに引っ張る。ドラグを調整。
ぜんぜん抜けない。なんだこれ、数分間、格闘。
やりとりをしている間にぎゅーんとロッドがしなって、

ばきっと折れた・・・
おいおい。

これって何?根掛かりにしても鯛ラバは回収したい。ちょっともったいないし。
ラインを引いたり伸ばしたりしているうちに、ふっと力が抜けた。
折れたロッドを通して、ラインを巻く。
なんとか巻けた。鯛ラバ、炎月、回収。ともあれ、ほっとした。

しかし、ロッドは真ん中から折れました。
1600円の安物だったんですが、モトは取れているかな。。


その後も鯛ラバを使っていたのですが、あとになってふと気がついた。
オレンジのヒラヒラがない。途中で切れている。
このページの上の方に使い始めの写真がありますので、見比べてください。
さらに、ヘッドに無数のキズ。これって咬み跡か?

いったい、どんなオオモノだったんだ????




しかし、ボーズには変わりがない。
岸壁のまえが釣れそうだと言うことで、ここを往復する。
釣れないかなあ。
岸壁に貼り付いて釣りをしている人がいる。
あの岸のキワなら鯛がつきそうですが、
あんな近くにカヌーで行ったら波で打ち付けられそうである。

で、遂に、弓角に反応が。
きたっつ。
とはいえ、こんな岸壁のキワでやりとりをしていたら危ないので、
いったん距離を漕ぐ。
それから引き上げる。


あがりました、ソーダガツオ。
すぐにキッチンばさみで締めます。

やっと取った!アオザカナ。本当に青く光るんですねえ。
いや、ひさびさの感触で、嬉しい、嬉しい。
考えてみたら、これがはじめて釣ったカツオ、初ガツオだ。


折れたロッドの代わりにフラッグに使っていた安物のロッドを付け替えて使ってました。
いや、こんなのでもなんとかなるもんだ。

で、朝の釣りは終了。
このほかに、オスロマルカさんがキジハタをあげました。
なんだ、みんな鯛ラバで実績をつくったということですか。


で、本日は、うみがめカヤックスの遠藤さんのガイドで漕ぐ日です。
岸に着いたら遠藤さんが待っていた。
遠藤さんの案内で、石廊崎を漕ぐことに。


子浦から、車で移動して石廊崎の近く、本瀬の海岸に。
駐車場代金1000円取られますが、車から海が目の前という
出航には絶好のロケーション。

今日はスプレースカートをつけてくださいということで、
たぶん初となるスプレースカート装着バージョンになりました。


10時10分出航。デッキの上は釣り道具。この網はひさびさに使いましたが便利だ。


天候はくもり。朝方ごろごろ言っていた雷の音もおさまりつつあり。
海は凪。石廊崎のさきはけっこう波があるんですが、
こういうのはこのあたりでは凪と言うんだそうです。


むこうにうっすら島の影が。
大島と利島が見えていますと案内されました。


うみがめ、という遠藤さんの声にみんなでそっちを向く。


撮影成功!ウミガメのアタマが出たり入ったりしてました。
このあたりにはウミガメがいるんだそうです。
だから、うみがめカヤックスなんですね。
この写真を撮った後にもぐって見えなくなりました。


これが石廊崎だ、と、下から見上げる。
絶壁ですな。中腹にはりつくようにお寺の建物があるそうで。


山の上で風力発電がまわってました。
向こうから来るのは観光船。なかなかビビットな色です。


カヌーから見た風景。岩肌が口をあけているようです。
なんか、日本の風景ではないですね。


このあたりでちょっと釣りしましょう、ということになり、釣り糸をさげる。


しかし、釣れたのは海藻だったりして・・・
釣り糸を垂れた3人とも成果なし。


休憩場所に上陸。
干潮の時だけ上陸できる場所でした。
ここで遠藤さんの用意してくれたお弁当をひろげる。


小魚がいっぱい群れていました。
岩ノ下からおっきなウツボもでてくる。
すごいところです。


この岩、スターウォーズのジャバザハットに見える・・


で、出航。

奇岩の景色の中を漕ぎ進める。


岩のトンネル。
大きなトンネルの脇に小さなトンネルがあり。
中は波で上下するのですが、入ってみる。


水の色がきれい、外が明るい。
まさに別世界。



猿が居る、という島まで来る。
その向かいは海水浴場があって、にぎやか。

で、ここから帰路。帰りは外洋を回る。

天気が良いと、あつい!
でも良い気分です。

鮫を見た。さすがに釣り上げられないので退散ねがう。

潮目でなぶらを発見!
ナブラの真ん中!と、漕いでいったら魚の背中が3ダースくらい見えた。
すごい。
でも、ここでは釣れませんでした。

その後、メタルジグを根掛かりでひとつ奉納。


で、帰ってきました。15時20分。

なかなかいいツアーでした。
ガイド付きツアーというのを初めてやりましたが、いいものです。

うみがめカヤック
自艇参加で8000円/お一人様
だそうです。東京から遠いのが難点か。
でも日本じゃないような風景のカヌーを堪能できます。
遠藤さん、お世話になりました。

その後、日帰り温泉に寄って、東京まで車を走らせて帰りました。
いや、釣果としてはしぶかったですが、楽しいツアーでした。
カジキマグロは次回にとっておきましょう(笑)


翌日、ソウダガツオは3枚におろしてフライパンで焼いて照り焼き風に。


血合いの部分を除けば、十分おいしいです。
ごちそうさまでした。


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