HIVIX FK400

HIVIX 製


全長
全幅
全高
重量
価格
400cm
82cm
-cm
17.5kg
¥178、000


HIVIXは、正確に言うと、インフレータブルカヌーで、フレームは使っておらず、空気を入れるだけで形になる折り畳みカヌーです。空気室の構造が特殊で、空気を入れるとすごい堅さになる構造体をつかっています。空気を入れるとぱんぱんになります。まさに、折り畳めるリジットカヌー、ただし、空気室の厚さだけ船体が厚いです。
FK400で178000円、長さがすこし長いFK430で218000円。価格的にはファルトボートと同じレベルですね。
HIVIXのレポートは、ユーザーのkawaiさんがレポートをくださったので、そのまま掲載いたします。「ちょっと出かけて漕げる」というのはある意味理想的なカヌーですよね。



Re: ファルトボートの選び方 投稿者:kawai - 2003/01/31(Fri) 00:47:40
お久しぶりです。横浜カヌーフェスでHIVIX FK-400を漕いでいたkawaiです。HIVIXの話題が出てきたので参考になればと。スターンズからの乗換えで去年の5月から使っています。
HIVIXの素晴らしいところはセットアップ、撤収が早く出来、畳めばコンパクト(ジムニーの後席後ろの狭い荷室に収まります)、さらに丈夫で剛性の高いところですかね。空気を入れるだけなので10分もかからず形が出来上がります。そのため休日のお昼頃にちょっと漕ぎたいなと近所の水場に(私の場合は多摩川、相模川)毎週のように行く気になります。
船の剛性の高さに関してはリジットに近いものがあります。にもかかわらず船を形作っているハイボードの中身は空気なので、浅瀬などで石や倒木が擦った場合もへこむため船体布にはほとんどダメージがありません。針金や鋭利な砕石でない限りパンクすることはないでしょう。万が一船底のハイボードがパンクしたとしてもサイドチューブが4本、デッキ部のハイボードが1枚残っているので船の形が無くなるという事もないはずです。
肝心の操安性ですが、私のFK-400は上流域対応という事でキールの無いフラットな船底のため、直進性が余り無い代わり安定性と回答性は抜群です。対してFK-430は前後にアルミのキールが入り幅も狭くなるのでまさにファルトと変わらない直進性でスピードも出ます。
静水域や海、中下流域メインでファルトのように使いたいならばFK-430、瀬での安定性や回頭性を重視するならFK-400といったところですかね。
私はカヌーショップの店長の「FK-400なら上流から海までいけちゃうんですよ。」という勧めに乗ってしまい400を買いましたがすごく満足しています。



その、横浜カヌーフェスティバルに
参加されていたkawaiさんとHIVIX




(2003.2.4 up)

トップ