ファルトボートPE1スペリオ 「ぴいちゃん」初組み立て記録
ファルトボートPE1スペリオ「ぴいちゃん」初組み立て記録
(2022.11.19作成)

ファルトボートが1艇増えました。

カヤックフィッシングでゆっくり漕ぐのもいいけど、
速度の出る一人乗りカヤックも欲しくなった。
そんな話を那珂川ツーリングの時に話したのがつながって、
フジタカヌーのシーカヤックのファルトボートを
Nさんがお譲りいただけるという話。ぜひにとその話に乗りました。

世界初、ファイバーグラスポール使用ファルトボート
フジタカヌー PE1-480スペリオ
コードネーム「ぴいちゃん」です。
PE1なので「ぴいちゃん」と仲間内では呼ばれていたことを思い出しました。
もうカタログ落ちしているんですね。

到着前からPDFの説明書を探し出して予習。
PEE WEE EXPEDITION SERIES
取り扱い説明書

しかし、ほんと、よくわからないね、このトリセツ・・
興味ある方は、このわかりにくいトリセツと一緒にご覧ください。

宅急便で到着したので、落ち葉の中で組み立ててみる。

アルピナ2よりパッキングサイズがでかい。
木製のパーツを多用しているので、かさばる模様


パーツ全体。不足パーツ、なし。
アルピナより小さなパーツがあるので、なくさないか心配。

最初は「フロントメインストラクチャー」の組み立て。
最初でわからなくなった。
このパーツ、爪をひっかける方式なのですが、片方入れるともう片方がはまらない。
 
マニュアルにも書いておらず、よくわからない。
スマホでWebを探しても、こそんな記事はどこにもない。

ああでもない、こうでもないと探してみたら、
くるっと裏側に回すことができて、トップ側からひっかけるとはまりました。

こういう初歩的なところが、つまづくんですよね。


指でさしているのが、ふたつめの木製リブ
先にはめたのが小さいひとつめの木製リブ。
このふたつで爪をひっかける方向が前側からと後ろ側からで異なる。
なかなか難しい。

 
「フロントメインストラクチャー」に続いて、「リヤーメインストラクチャー」が完成。
これが取り扱い説明書の名称なんですが、パーツには、「前」「後」と焼き印。
フロントとリアと言わないで、前と後と言えばいいのに・・

船体布を出す。船体布は後部にフジタカヌーのロゴがある。


アルピナと違って、後ろ側が、がぱっと開く設計でなく、
最初からカヌーの形になっている船体布に前側のパーツ、後ろ側のパーツを押し込む組み立て方。
 

昔のフジタカヌー、KG1なんてのもこの形でしたね。

後ろ側を先に入れるように書いてあるので後ろから入れる。

続いて前側。
押し込むのに苦労していない、というと嘘になるけど、
まあ、入った。


入れるときに、このリブをいったん外していれるほうがいいと
取り扱い説明書に書いてある。
というか、外さないと入らない。

ここで、本日2回目の手が止まる。
トリセツには、キールテンションバー、ガンネルテンションバー
その次にチャインバーを入れると書いてあるのですが、
どのパイプがどれか、わからない。
 
キールは分かる。ガンネテンションバーとチャインバーって、どれだ?
取り扱い説明書の写真を見るが、まあ、この写真では判別がつかない。

ここで相当時間ロス。
結論。真ん中で折れ曲がるパーツがテンションバーというようで、
キールテンションバーで船体布を前後に広げて、
上側のガンネルテンションバーで押し広げて上が切れたリブで押さえる、という構造でした。



そのあとにチャインバーをいれる。
船体のサイドの下側がチャインバーでした。

これ、リブを入れる前に片方だけ差し込んでおかないと入らない。
さらに、チャインバーの「ゴムロープをZ字に引き延ばす」ところも、
外すところが二か所あるのですが、どっちかわからずに悩む。
はまるところが短いほうが今回伸ばすところでした。

これで入る、と思ったら、狭くて入らない。。。どーして?

よくみたら、前側のパーツの下パイプがちゃんとはまっていなかったのを発見。
もう一度ばらしてはめなおす。
この部分、金属ロックをちゃんとはめないと、あとで困る・

そのあとが、インナーストリンガー
 
このパイプも前後がわかりにくいですが、
後ろからはめて中央の爪にひっかかるほうが後ろ、と、あわせてみるしかないみたい。

次はフロアーボード、
昔のトイレのカギのような金具を押し込んで固定する方式。
こういうところに時代を感じる・(笑)


と、思ったら、先にシートの下に差し込んでから固定しないといけないようで、
外して入れ直し。

こうなると、なかなか固定しにくい。
油をさしておかないといけないね。


そのあとに、「かかと置き」をベルクロで止める
これがないと、木製のリブが足に当たるんでしょうね。

で、空気を入れて。完成!
 
初回組み立て、1時間!
ファルトボートの組み立てにこんなに時間をかけたのは久しぶりである。
元所有者のNさんからはメールで、
一日で、独力で、組み上げられたのは凄いと言っていただけました。

でも、きれいなカヤックですね。まさに、シーカヤックというすらっとした形。
黄色もいい色ですね。気に入りました。


フジタカヌーロゴがリアに入っているのもいい。

乗ってみると、キールが立っている、しかも、細い。
カタログスペックで全幅63センチ。
今まで乗っていたアルピナ2が75センチなので、相当細く、コクピットが狭く感じた。
これは、かなり早そうです。
でも、沈したらたいへんだね。パドルフロートが必須らしい。


ばらしているときに、しげしげ見ましたが、前側、後ろ側のパーツで、
強度のいるところに木材を変えているんですね。
こういうところが、芸術品に近い作りですね。


追加2隻目のファルトボート、気に入りました。
最初はどこかの静水で試乗しないといけないですね。


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