KOHO試乗レポートその3

ツーリング編

文:城後岳弘@フジタ〜ズ

小本川(岩泉→小本)

6/5 曇時々晴

このコースの上流区間は2〜3級の気持ちいい瀬が連続。爽快である。今回やや減水であったが、右へ左へ、岩避けも楽しい。浅瀬も多いが喫水の浅いKOHOには問題ない。フジタ艇との差を感じずにはいられない。APPONさんは苦労したことだろう。スマン。

 瀬の入り口で先に行った人と団子になりたくないので、止まろうとしてバランスを崩し沈した。右にバランスを崩したのでローブレス、ところが勢い余って反対側の左から沈してしまったのだ。ブレスも微妙なタッチが要求される。起きあがった後もややフラフラして、数度ブレスを入れた。

 不覚にも後続の人に目撃された。写真を撮られなかっただけよしとしよう。

 瀬下の瀞場で休憩。みなフネを交換して試乗会となった。KOHOに乗ったのはミヤモトさんさんだけだったと思う。KOHOやや不人気か?。一番人気はくごさんのPE-400(フジタ)だ。今ファルト愛好家の中で最も注目されているフネはPE-400であろう。

 5:00、日も傾いたのでキャンプ地に上陸。

 6/6 曇時々晴

 もう、大きな瀬はない。景色のいい区間を気持ち良く下る。

またしてもKOHOの実力が発揮されるとこがあった。取水堰のポーテージだ。むちゃくちゃ軽い。空荷であることを差し引いても軽すぎる。空気みたい。

 またしてもポカをやってしまった。左岸から木が大きく張り出している流れがあった。本流は木の下を流れる。木の先端あたりは流れが止まり浅い。木の先端ぎりぎりを通り軽く右岸のエディーをキャッチ、でも後続がいるのでそのまま下流に流れようとしたときに左のデッキが食われてまた沈。後ろにミヤモトさん、ハウスさんがいるのは分かっていた。恥ずかしいところを見せてしまった。ハウス家の団らんのネタにならなければいいのだが・・。この時、頭に巻いていた日本手ぬぐいを流失してしまった。微妙なフネの傾けと流れの関係でこてっとやられる、難しいな〜KOHOは。

 ゴール地点はリアス線の鉄橋下。他のメンバーは河口まで行った。

 フネを畳むとき、APPONさん、IPPONさん二人がかりで苦労していた。キールのフレームがなかなか抜けないらしい。組むときもかなり力が必要だった。力持ちじゃないとダメ?。

 これでツーリングはおしまい。KOHOと別れるのが寂しかった。こいつで海を漕いでみたい。そんな風に思った。

おわり

1999/6/11

城後岳弘@フジタ〜ズ