さて、休憩後、こぎ出す。
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漕いでいくと妙な建造物発見。川の中で、橋桁?なかに空間がある構造になっているのが不思議でした。
地図ででてくる橋を確認しながら下っていった。車が近くをはしっていたりしますが、基本的には自然が残ったところをくだっていく、良い景色である。
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JRの陸橋のしたをくぐる。結構目立つ形。

このあと、昼食で上陸。
笠置で購入した弁当で食事をしました。ほんと、どこも白い砂の浜になっている。

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午後になると、だんだん風景がひらけてくる。瀬もなくなり、流れはひたすら流れる。
それほど漕がなくても進んでいく。水の量が多いからか、半分居眠りしてもちゃんと進んでいる。

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遠くから近鉄の陸橋が見えてきました。
先に行く清水さんの動きがとまる。よく見ると、橋の下に泡が立っている。けっこういい瀬になっている。
瀬にしては妙だなあ。どうやら杭らしい障害物があるようだ。

清水さんが先行して、3人ともすり抜ける。
陸橋の下、下流側に水面にちょっと頭を出す杭がならんでおり、ひっかかると艇をこわすような障害物になっていた。このとき、行ける場所は一カ所しかなかったようです。ガイドによっては、ここはボーテージをすすめていました。
でも書いていないガイドもけっこう多いので、注意注意です。

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写真は、抜けてから下流から撮影したもの。川全面にわたって、杭がでているところが写っています。
「あれにはまったら絶対カヌー壊すよね」とは清水さんの弁。

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いいかげん日も傾いてきたときに、やっとのことで、遠くからえらい目立つ形の橋が目に入ってきた。
ゴール地点の上津屋橋である。なんでも、時代劇によく使われる橋、とのことで、欄干が無い、いい雰囲気の観光地、である。
ただ、まさしく時代劇向けいい雰囲気の橋なんですが、橋桁の間隔が狭いこともあり、上流から流れてきた木をずいぶんいっぱいはりつけていた。

ここでフジタ社長と待ち合わせである。どっちに上陸するんだろう。
あの下を抜けたくないなあと、思ってとりあえず右岸につける。上陸地点はどこだ、と、みまわすと、どうやら左岸のようで、車が止まっているのが見える。しかも、橋の下流側である。橋を突破する必要がありそうである。

清水さんが橋に近づく。どーみてもひっかかっている流木がおおいんだけどなあ。右岸からはなれて、清水さんの後ろにつける。バック漕ぎで様子を伺っていると、清水さんが戻ってきた。けっこう木が挟まっているので抜けにくいらしい。左側の方がぬけやすいかなあ、でも、こちらから見る限りは大同小異でどの橋桁の間もあぶなそう。とか思っているうちにバック漕ぎしていた腕が疲れてきた。左岸に着ける。ここから上陸して下見に行けないかなあと思ったのであるが、地盤が柔らかくてそうもいかない。
と、じたばたしているうちに、他の二人が右岸からポテージしているのが見えた。なんだ、しょうがない。
結局私もその後を続く。
上陸地点は左岸の橋の袂で、右岸からまた川をわたって橋のところまで漕ぎあがる必要がありました。ついでに橋の下流から確認。やっぱり、思ったより嫌な角度でかかっている木切れが多く、今回抜けていたらけっこうばくちで壊れていたかもなあ、と、思わせました。抜けないで良かった。またカヌー壊したら洒落にならないし。
17時到着

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橋を上陸地点から見る。

と、白いバンからクラクション。フジタカヌーの車である。
どうも社長のお出迎え有り難うございます。

考えたら、今回のカヌーはQG−2のほかは、赤いノーティレイのひとり艇とふたり艇である。社長は清水てんちょの方へ行ってしまったので、カナール組はこっちでいそいそ片づける。やっぱりフジタ艇じゃないとまずいかなあ、と、思っていたところへ、社長がこちらへ顔を出す。「ノーティレイもアルミ艇をだしたんだねえ」「あはは」なんか、会話になりにくい。フジタの艇をもっていないので、ちょっと気恥ずかしいモード。フジタ社長はほんと、いい人です。

かえりみち、車で走っても笠置まではだいぶ遠かった。かれこれ今日一日で40キロを漕いだことになる。ほんと、遠くまで漕いだんだなあ。
ちなみにフジタ社長はえらい裏道を走りました。絶対判らない道だと思う。

で、社長が言う。「あした、ハーリー船の大会があるんですけどねえ、けがとか、都合悪くなったとかで、うちのチームに欠員があるんですよね」「何人足りないんですか」「3人です」・・・・・またできすぎた数字である。
「参加するかどうかは、今日夜飲んでから考えます」と、とんでもない答えをして、社長とわかれました。


夜は、笠置館という旅館に泊まった。
いかにも、古めかしい旅館。いいところでした。いろいろな経験もできたし。
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外景の写真は昼間に撮影。。古式ゆかしいでしょ。
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いい食事をいただきながら、考えた。
「ボート大会、参加しますかねえ」「別に、あしたは同じところ漕ごうとしていたくらいで、そんなに予定もないんだし」「じゃ、参加しますか」
参加と決まったところで、清水さんが携帯をかけるが、既にフジタカヌーは終了していたらしく、連絡がつかなかった。まあ、いっか。